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 Posted by ミリタリーブログ  at 

モケイパドック製 M1919A4 レビュー



しばらく更新サボってた中、ドでかい箱とともに届いたM1919A4.年明けにモケイパドックがフルスクラッチで販売開始と言う情報を聞いて、欲しかった銃と言う事もあり思わず購入してしまいました。到着まで凡そ一カ月、更に到着直後に不具合多発で修理してもらって+二週間弱とかなりの時間がかかりましたが、取り敢えずゲームで使える状態になってくれたのでレビュー記事です。




まずは三脚からという事で、取り付け部分。何度か銃を載せて動かしていた事もありますが、塗装は剥がれ易いです。上部分は金属で、下は木製になっています。

尚、本体に取り付けられているピンドルとボルトナットで固定可能。後ろ側の二本の脚は薄い金属パイプで、ボルトナット一本で固定されています。





続いて脚先。プラ製のカップ?のようなものが取り付けられています。薄いので、岩場など硬い地面にぶつけた際に割れないか心配。裏にはネジとナットが見え、固定はこれと溶接風にしたパテ盛りで行っている模様。



後ろの二脚を固定する部分。何故かここだけ塩ビパイプ。金属パイプの下にボルトナットで止められているだけなのでかなり適当です。脚を畳む際は、これを片方外して畳むことになります。実物のトライポッドにあるような高さ調整用のノブ?等はありません。



ピンドル根元。本体含め、各部はプラスネジが多用されています。ボルトナットで固定するととっさの移動はできないので、三脚に完全に固定するのはセーフティで飾る時のみにして、ゲーム時にはボルト突っ込むだけにしてすぐ移動できるようにしていました。

全体的に、三脚はおまけ程度の出来で外観に関してVivaArms等の製品とは比べ物にならないです。せめて後ろの二脚を固定するパイプ回り、動かせないまでも外観だけでもそれっぽくしてくれればよかったんですが・・・


続いて本体+キャリングハンドルです。



空冷バレル部分。金属製で、外観は中々の出来です。根元でネジ三本で固定されており、割と強度があるのでバレルだけ持って移動してもギシギシ音等や怪しい首曲がりは起きませんでした。

因みに、この外装バレルは簡単に外せるので改造ベースにしようと企んでたりもします。ドでかい塩ビパイプを用意してM1917の水冷式バレルにしたりとか・・・



キャリングハンドル+カバー根元部分。キャリハンは金属+樹脂製で、取っ手の部分だけ樹脂を塗装しています。金属部分が殆どですが、重い1919を持って振り回すにはちょっとヒンジ部分が怖いかも・・・自分の場合、主に飾り用と割り切って振り回す際は基本バレルの根元を持っていました。

フロントサイト、上面カバーはプラスチック製。最初に到着した時は接着剤固定のみで、到着した瞬間から取れかかってたり速攻剥がれたりと残念すぎる出来だったのでその他の不具合と一緒に修正してもらいました。現在はネジ止め+パテ盛りで固定されているので、見た目はともかく思いっきりぶつけたりしない限りは取れる心配はなさそうです。



カバー固定部分とリアサイト。リアサイトは無稼働で、目盛等の刻印が掘られています。リアサイトはプラ製、カバー固定部分はパテで作ったような感じです。当初はこのパーツを後ろに押し下げてカバー開放→BB弾やベルトリンク装備、バッテリー取り付けなどを行うようになっていたのですが、リアサイト部分の強度が足りず簡単に取れてしまうので回転式に変更。リアルさは失われましたが、BB弾装填時に誤ってメカボ部分に弾が行ってしまったり、リアサイトが取れるといった心配は取り敢えず無くなりました。因みに、構えると何かサイトが曲がってるのであんまり精密に狙わず撃ってます。



グリップとトリガー部分。トリガーの前には手動のBB弾装填用ゼンマイがあり、通常の多弾マガジンのように巻いてやれば300発程の連続発射が可能です。一度に入る弾数は1000発程度、って所でしょうか。手動給弾と言う事もあり、時間と手間はかかりますが弾上がりは確実でゼンマイさえ巻いてあれば弾が上がらないといった症状は起きませんでした。

グリップ部分の強度は十分で、この部分を下にして縦置き保管してますが現状グラつくなどの症状は皆無です。

BB弾を本体内部に装填する仕組みなので、弾薬箱などは完全にコスプレ用途になります。なのでサバゲやる時は本体のみ担いで一人運用、PHS等で分隊運用して楽しむ際には友人に三脚、弾薬持ちをやってもらってえっちらおっちら設置射撃・・・とやっていこうかと。そのうち30口径用の弾薬箱を用意しないとなぁ。



ボルトハンドル部分です。残念ながら無稼働。ベルトリンク装填→ボルトハンドルをカチャカチャ動かすというのをやりたかったので特にギミックいらないから動くようにだけして欲しかったなぁ・・・



尚、先日のデザートストーム定例会にて早速実戦投入してきました。初速は89m/s程度に調整してもらっています。ホップ調整をした所、水平射撃で有効射程は30~40m弱といった感じでしょうか。当初はエクセルの0.2gバイオBB弾を使用していましたが、高確率で二発給弾を起こしてそのゲームではほぼ発射不可能状態になってしまったのでG&GのバイオBB弾に切り替えた所、給弾が改善されてほぼ問題なく使用できました。使用の際はマルイ/G&G等の高精度なBB弾を使ってあげた方がよさそうです。

チャンバーの固定が割と適当なので弾道はそれなりと言った所ですが、元々狙って撃つ気のない機関銃なのでその辺は問題なしです。中身は国産と言う事もあってフライヤーや極端な外れ弾、急なメカトラブル等は一日通して起きず、弾を選んで二発給弾に気をつければ使用する分には問題なさそうです。

尚ベルトリンクですが、布製のものであればカバーを空けて隙間に布を挟み込む形で保持できます。弾薬自体をカバー内に入れておくスペースはないので、金属製ベルトリンクの取り付けは工夫しないと厳しそう。ただ、ベルトリンク+30-06弾50発ほどをセットで運用したら移動の際邪魔でしょうがなかったので、2ゲーム目からベルトリンクはセーフティの飾りになっていましたw

因みに、メタルバージョンの場合銃本体の重量は7.6kgでした。実銃が確か14kg位との事なので、大凡半分強と言ったところでしょうか。プラフレームのモデルであれば、もう2~3kg位軽いのではないかと思います。

以上、M1919A4のレビューでした。実銃/VivaArmsのM1919A4を詳しく見た事はないので外観に関する比較はできませんが、工場量産品の機械工作ではなくショップ製作のフルスクラッチと言う事もあり、細部等作りが粗い部分はしょうがないかと。全体的にプラスネジなどの固定が多用されていて目立つ事もあり、外観的にはあくまで雰囲気重視です。飾り目的や細かい部分に拘る方は、フルメタルのVivaArms製か無可動実銃などの方が満足感は高いでしょう。ただ、こういった大物機関銃が手軽に手に入るようになったのはいいもんだなぁと思っています。

購入の際に参考にしたいのでこの部分はどうなってるか教えてほしい等、何か質問あれば分かる範囲で答えます。また一丁毎に製作のフルスクラッチなので、後発の銃は改良が加えられている可能性もあります。この記事はあくまで参考と言う事で。



おまけ:先月のCode7にてこっそり開催されたWW2米軍銃器祭りに参戦したM1919。三人分で一個分隊位は賄えそうです。  


2013年03月11日 Posted by Booby  at 19:42Comments(6)